突然ですが「健康寿命」って意識されたことがありますか?
【健康寿命】
健康寿命とは、健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間のことです。平均寿命と健康寿命の間には、男性で約9年、女性で約13年の差があります。~ロコモチャレンジより
同じ長生きするにしても、できるだけ健康な状態を長く続けられる方がいいですよね。そのための健康寿命を延ばすには、一般的に”筋力低下”を防ぐことや”歯の寿命”を延ばすことが重要だそうです。
さて、今回は”歯の寿命”に関連した虫歯治療の現場で起こっているイノベーションについて、筆者の虫歯治療体験を元に紹介させていただきます。
※当サイトでは、スマートデバイス関連に限らず、ビジネスやライフスタイルに変革をもたらすユニークな技術やサービスを今後、どんどん紹介していく予定です。
面倒な虫歯治療、メタルインレーは見た目もよくない
筆者は4カ月に一度、歯の定期検診を受けています。ここ数年、可もなく不可もなくの状態が続いていたのですが、先月の検診で虫歯が見つかり治療することになりました。ところが、治療の前日に熱を出してしまい、当日も微熱があったのですが、人気の歯科医院で予約が取りにくいということもあり無理して来院。
しかし「麻酔するから今日はダメ」と先生に一活され、治療は2週間後に延期。たいした虫歯じゃないのですが、こうなると完治するまで1カ月半くらいかかりそうなので「先生、虫歯ってすぐ直せないのですか?」と聞いてみると「CEREC(セレック)という自費*1ならできるよ。今回なら4万円(税別)*2かかるけど2時間*2で終わります」という言葉が返ってきた。
なんと!2時間で虫歯が治る?
しかも、インレー(詰め物)は銀歯じゃなくて、セラミック。審美的にも大いにメリットがありそうだ。実にスマートな虫歯治療じゃないですか。
「先生、そのCERECでお願いします!」
歯科治療でもCAD/CAMによるイノベーションが起こっていた
筆筆者の選んだ「CEREC(セレック)」は、インレー(詰め物)やクラウン(被せ物)にメタル(銀歯)ではなく従来と異なる物性を持つ強固なセラミックやハイブリットレジンを使用するのが特長。また治療時間も麻酔をして虫歯を削るところから治療完了まで2時間程度。面倒な通院がたったの1回。
インレーもセラミックなのでメタル(銀歯)のような美醜の懸念もなく審美的にも非常に満足が得られる画期的な虫歯治療であるという印象を持ちました。
1回の通院で虫歯治療を終えることができる最大の理由は、治療過程の口腔内の型取り、口腔内を模した模型の製作、詰め物の蝋型製作、鋳型に埋没、鋳造といった工程をCAD/CAMで、1時間前後で行えるから。
ちょっと待って!大事な歯に詰める物を1時間やそこらで、機械で作るなんて大丈夫なの?
という疑問が最初に浮かんでもおかしくはありませんが、CERECのインレーは、手作業で作られたモノよりも物性がすぐれており、長期間の残存データも多く耐久性についてもしっかりとした裏付けがあり、さらに今回は物損的保証も2年*3。大きな問題は見当たらないのです。
ワンデー・ワンビジットの虫歯治療は至福
CEREC(セレック)を実際に体験した筆者の個人的な感想ですが、まず見た目について、セラミックインレーなので銀歯と違い治療箇所が一見どこかわからないほどの自然な感じで気分がとてもいいです。
メタルインレーは、例えれば継ぎ接ぎの服を着ているような感じだけれど、CERECは新しく新調した服を身に纏っているイメージ。こんなに満足度の高かった歯科治療は初めてでした。
CERECの凄いところは、従来の虫歯治療時間を劇的に短縮しただけでなく、歯の耐久性や見た目の美しさにも効果を見出しているところ。イノベーションで人々の人生を豊かにしているという点でもスマートデバイスの存在に引けを取りません。
このすばしいイノベーションをどうやって実現したのか?どうしてもその秘密が知りたくなってCERECを開発・提供しているシロナデンタルシステムズさんに取材を申し込みました。
次回、CEREC(セレック)の画期的な虫歯治療を可能にした技術の秘密を紹介します。
【続き】
下町ロケットも脱帽!比類なき技術で虫歯治療が2時間で終わるCEREC
CAD/CAMが虫歯治療もスマートに「CEREC」が審美・歯科治療を変える!