MMD研究所は10月22日、「スマートホーム関連製品」に関する調査結果を発表した。調査期間は、7月31日から8月1日。調査対象は15〜69歳の男女5000人。
それによると、音声で操作する「スマートスピーカ」の認知度は58.4%と半数を超える結果となった。ただし、これらの製品の利用経験者は4.2%と、5%以下にとどまっている。~CNET Japan「「スマートスピーカ」の認知度は6割も、普及率は5%以下–MMD研究所が調査」より
スマートスピーカーが日本で本格的に販売開始されて約1年くらいが経過しました。発売当初は事前予約した上で順次購入の案内が来るなど手軽に入手することができませんでしたが、その後、通常購入が可能となりAmazon Echoなどは、すでに第3世代モデルが発売されています。
スマートスピーカーの注目度は高く、MMD研究所の調査でも認知度は50%を超えています。
我が家は既に4台目のスマートスピーカーを購入
2018年初頭、予約販売が落ち着いてきた頃、筆者の家に「Amazon Echo」がやってきました。最初の半年は、「音声コマンドでさまざまなことを行うスピーカー」という特異なデバイスに戸惑ったものの、慣れてくるとその便利さにやみつきになり2018年10月には「Echo Plus」、11月には「Echo Spot」、12月に「Echo Dot」と気がつけば4台のスマートスピーカーを購入していました。
【2018年1月:購入1台目のEcho:第2世代】
購入当初はリビングの主役でしたが、Plusが来てからは寝室用として活躍しています。
【2018年10月:購入2台目のEcho Plus】
1台目のEchoの音質に物足りなさを感じたので、より高性能のPlusを2台目として購入。イージーリスニングにおいては十分な音質で満足度高いです。
【2018年11月:購入3台目のEcho Spot】
Echoに液晶画面がついて、ビデオ通話が出来るようになったということで衝動買いしたのですが、今ではこれが最も活躍しています。
【2018年12月:購入4台目のEcho Dot(第2世代)】
新世代が登場し、セールで3,000円を切ったので意味もなくポチっとしてしまった4台目。車載用に利用しています。(BMWに「Echo Dot」を設置!スマートスピーカーを車載するとどうなるか?)
Echo Spotのビデオ通話がサイコー!
4台あるAmazon Echoの内、液晶モニタつきでビデオ通話ができる「Echo Spot」を購入してから1週間ほど出張で家を空ける事になりました。現在、6歳と2歳の可愛い盛りの娘がいる父親としてはさみしくて仕方ありません。
これまでの出張の場合、母親のスマホのFaceTimeで娘達とビデオ通話をしていましたが複数人でのコミュニケーションになるので使い勝手がイマイチだし、娘達がスマホを操作して、こちらに連絡するのは難しい状況でした。
しかし「Echo Spot」であれば、母親の手を借りなくとも娘達は「アレクサ!お父さんに連絡して!」と、ひとこと発するだけで筆者のスマホに電話することが可能となり「Echo Spot」とスマホでビデオ通話ができるようになったのです。
音声コマンドで登録している連絡先に電話をかけることができるEcho Spot |
「Echo Spot」を使っている様子を覗うと、どうやら小さい娘達からすると自分の意思でデバイスを操作できるということがうれしいらしくFaceTimeで話していたときよりも興奮してものすごくテンションが高そうです。
それにスマホを手に取って話す必要もないので、母親が台所で用事をしていたりして手が離せなくても娘達だけで通話ができるのも◎。
ものめずらしさもあってか、筆者の出張中の1週間は、朝起きてビデオ通話、幼稚園から帰ってきたらビデオ通話、寝る前にビデオ通話と1日3回は娘達の方から電話をかけてきました。
さらに家に戻ってからも、わざわざ2階に追い立てられ家の中でビデオ通話をさせられるなど購入して1カ月くらい「Echo Spot」は、娘達に大人気でした。
他にもいろいろ使えるEcho Spot
スマートスピーカーに液晶モニタがついているだけで更にAmazon Echoの可能性が広がっています。例えば…
デジタルフォトフレーム
「Echo Spot」は、Amazon Prime Photoと連携しているので「娘の2歳の誕生日の写真みせて!」といえば「Echo Spot」の液晶画面にPrime Photoに保存している写真がスライドショーで映し出されます。スマートスピーカーが、音声コマンドで操作できる「デジタルフォトフレーム」に早変わりです。
Prime Photo上にある写真をスライドショーで表示できるEcho Spot |
目覚まし時計
「Echo Spot」はリマインダー機能があるので「朝7時に起こして!」といえば、翌日のAM 7:00にアラームを鳴らしてくれます。
寝る前の目覚まし時計のセッティングって結構面倒くさいですよね。部屋の電気を消して眠りにつく直前に目覚ましをかけ忘れたのを思い出して、再び部屋の電気を付けて目覚まし時計をいじると目がさえてしまうこともあります。
また小さい子供にとって目覚まし時計のセッティングは難しいですが、「Echo Spot」だと簡単です。
目覚まし時計にもなる「Echo Spot」 |
絵本の朗読
本を音声で読み上げてくれるAudibleや絵本スキルをインストールすれば、「Echo Spot」が本の朗読をしてくれます。筆者の娘達は寝る前に母親に絵本を読むことを催促しますが、「Echo Spot」が絵本を読んでくれることを知ると自分たちで読んで欲しい絵本をリクエストするようになりました。
親の代りに絵本を読んでくれるEcho Spot |
筆者は、気分転換したいときや寝る前にAudibleを聴いています。ビジネス書や下町ロケットなどの小説など文字を見ているとすぐ眠くなりますが、音声だと臨場感があってついつい夜更かししてしまいます。すきま時間の有効活用に一役買っています。
監視カメラのモニター
筆者はNETGEARの「Arlo」という監視カメラシステムを利用していますが、これが「Echo Spot」と連携しているのです。*Arlo導入の記事は下記をご覧下さい。
Arloは、スマホやタブレットで監視カメラのリアルタイム動画や録画した動画を見ることができるシステムなのですが、「玄関の映像を見せて!」といえば「Echo Spot」の画面に玄関の映像を映し出すことが出来ます。
監視カメラの映像も見ることが出来るEcho Spot |
スマートスピーカーに液晶画面をつけた「Echo Spot」は、従来のAmazon Echoよりも格段に利用範囲が拡大しています。さらに今後、さまざまな機能と連携する可能性があります。筆者個人的には、各部屋に「Echo Spot」を設置したいくらいです。
もうAmazonテレビでいいんじゃない?
「Echo Spot」で感動している間にAmazon Echoシリーズは、更なる新商品をリリースしました。FireタブレットにAlexaエンジンを搭載したような10インチのモニターを搭載した「Echo Show」
「Echo Spot」の液晶モニタは小さいので写真や動画を十分なサイズで見ることは出来ませんが、10インチモニタを搭載した「Echo Show」は、なんとAmazon Prime Videoの動画も見ることができます。
「これは、欲しい!」
最近、テレビがAlexaやGoogle Homeと連携する機能を搭載し始めていますが、連携ではなく操作エンジンとして搭載してしまえばいいのでは?と思ってしまいます。
さて、この「Echo Show」を家の各部屋に設置するとどうなるでしょう?昭和の時代に描かれた未来の生活シーンのようなことができるではありませんか!
「Echo Show」は、久しぶりのエンターテインメントデバイスになること間違いなしです。
【2019.7.16 追伸】
Echo Showを小型にして価格が1万円を切った「Echo Show 5」をなんと2台も購入してしまいました。Echo Spotは、丸くてカワイイデザインですが、こちらはちょうどスマートフォンくらいのモニタサイズで、ビデオや写真も見やすい。これを各部屋に設置すれば、家族でビデオ通話とかもできます。
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