2018年1月にAmazon Echo、2018年10月にEcho Plus、2018年11月にEcho Spot、そして2018年12月にEcho Dot(第2世代)とスマートスピーカーを1年で4台も購入してしまった筆者です。
年が明けて、2019年1月、格安SIMカードを手に入れたので、愛車BMWにEcho Dot(第2世代:既にディスコン)を設置してみました。
BMWには、音声コマンドでオーディオやラジオなどを利用できる機能がついていますので、Echo Dotを導入しなくてもよいのでは?という考えもあったのですが、やはり日常Alexaを利用しているので車の中でも使ってみたいという好奇心の方が勝ったのです。
Echo Dot(第2世代)は、Echoシリーズの中で唯一microUSBで給電可能なモデル。なのでシガーソケットに接続して車載利用が可能となります。NEWモデルの第3世代は、電源アダプター駆動になってので車載利用は、ちょっと難しいかもしれません。
Echo Dotを車内に設置する方法
Echo Dotを車載することは、それほど難しくありません。システム構成図は、下記の通り。給電するシガーソケットとの接続とカーオーディオ経由でスピーカー出力するためにAUXでEcho Dotと接続させます。
Echo Dotを車載する際のシステム構成 |
問題は、配線がそこそこ複雑になるので、搭載する車種によっては配線の取りまとめが面倒になる可能性がありますが、幸いなことに筆者の車は、センターコンソールにAUXやUSBの入力ジャックがあったので、キレイに収りました。
センターコンソール内にEcho Dotを格納できたので、見た目はスッキリ。音声認識も特に問題ないです。
音声出力に関しては、AUXを利用しましたが、Echoシリーズは、Bluetoothでの音声出力も可能です。搭載されているカーオーディオとペアリングが可能*であれば、配線がよりシンプルになります。
車載したEcho Dotを何に使うか?
シーンの曲を楽しめるカーミュージック
車載したEcho Dotでまず利用するのがAmazon Music Unlimitedです。お気に入りのCDや音源を車に持ち込むのもいいのですが、とにかくそういうのは面倒な作業がつきものです。また、ドライブ先の気分でいろいろな音楽を楽しむことも難しい。
一方、Amazon Music Unlimitedなら、聞ける曲は4,000万曲。子供が好きな曲からジャズやクラシックまであらゆる楽曲が楽しめます。もちろん、CDの入れ替えなどの面倒な作業は不要。
音質に関しては、MP3ストリーミングなのでCD未満ですが、標準装備のカーオーディオなので、個人的満足度としては充分です。
ドライブしながら読書
Amazonのサービスの一つに本を音読してくれるサービス「Audible」があります。従来、出先などでAudibleを利用するには、スマホなどのデバイスに本をダウンロードする必要があったのですが、Echoならダウンロードせずに利用することができます。
長時間のドライブや、毎日の車通勤の時間に「本」を音声で楽しむことが容易になります。「下町ロケット ゴースト&ヤタガラス」の小説もドライブしながらじっくり楽しめます。
いろんな局のラジオを楽しむ
Alexaのスキルには、インターネットラジオ局が楽しめるモノがあります。代表的なのは「radiko(ラジコ)」。カーオーディオのラジオの場合、利用できるFM局は限られています。特に地方の場合は、2局しかないとかも少なくありません。Echo Dotなら、エアフリーのインターネットラジオを利用できるし、リアルタイム放送以外の過去の番組も試聴することが可能。たくさんのラジオ局の番組を楽しむことが出来ます。
気になるEcho Dotのパケット使用量
Echo DotでAmazon Musicを1時間利用した場合のパケット使用量は、200MB前後でした。スマホ回線のデザリングで利用した場合、通信費が割高になりそうですので、格安SIMを利用するのが得策かもしれません。LINE MOBILEなどは、リーズナブルでオススメです。
リモート起動できるモバイルルータを採用
さて、Echo Dotの生命線であるインターネット接続を行うためのデバイスを何にするか?これは、結構悩みました。スマホのデザリングは簡易だし新たなデバイスを購入する必要がないのですが、パケット通信料が高い。LTE対応 USBドングルは、電源ON・OFF操作が不要だけど、価格が割高なのと通信が不安定。
モバイルルーターは、中古でいろいろな機種が安く手に入るけど電源のON・OFFが面倒。いろいろ検索した結果、リモートで起動できるモバイルルーター「Aterm MR03LN」の中古品を約7,000円で入手。この機種は、少し古いのでヤフオクやメルカリなどで安く出品されていますし、NEC製品なので安心できます。
ECOモードに設定していると一定時間経過後、休止状態に移行しますので、車を降りるときにモバイルルーターの電源を切る必要はありません。車に乗るときはスマホの専用アプリ(Aterm Tool)からリモート起動すれば、面倒な電源ボタンを押す必要もなくスマートに使用出来ます。
車載専用のEchoがアメリカで発売
本来、Echo Dotはモバイル利用や車載利用を想定していません。USB給電が可能なためそういった利用もできるのですが、米国では車載専用のEchoがすでに発売されています。
写真:Amazon.com |
日本の発売に関してはリリースがないので現時点ではわかりませんが、Echo Autoは、Googleマップなどと連動したナビゲーション機能が搭載されるらしいので、発売されたら即買いですね。