『スマホ時代だから”○○”しよう』第5弾です。
スマートフォンのカメラ機能がどんどん良くなるのに比例して、SNS利用が増えています。特に写真を共有する「Instagram」は、ユーザー数が920万人(2015年9月)から1600万人(2016年12月)と急増。*数字はfacebook発表
スマホで撮った写真をその場でアプリで編集して、これまたInstagramアプリでUP。便利でカンタン!すばらしいサービスです。
これでけ写真のシェアが増えているのであれば、デジカメ市場はさぞ賑わっていると思いきや…
なんと、2008年をピークに激減しているではありませんか!現在は、ピーク時の半分以下。
このデータから考察するにスマホのカメラ性能が「レンズ一体型のコンパクトデジタルカメラ=コンデジ」に近づいたか同等以上になったので、携帯性・利便性では圧倒的なスマホに取って代わられたということでしょうか。
デジタル一眼レフ復活の予感
デジタルカメラ市場の減退は残念ではありますが、今の状況はむしろ好機だと考えます。
Instagramは、それなりにキレイでユニークな写真がウケます。当然ながらユーザーもそれを意識して写真にどんどん凝りはじめる…するとスマホカメラでは満足いかなくなり、高性能なコンデジやデジタル一眼レフへ触手を伸ばしてゆく…
これは、筆者自身が体験した流れでもあります。
実際にスマホと高級デジカメの違いを紹介しましょう。
iPhone 6S Plusとコンデジ「SIGMA DP1x 単焦点28mm」の比較
iPhone 6S Plusで撮影 |
SIGMA DP1xで撮影 |
iPhone 6S Plusで撮影 |
SIGMA DP1xで撮影 |
構図の違いはともかく、写真の立体感や空気感に差が出ています。
次は、比較ではありませんが高級コンデジ「SIGMA DP3 Merrill 単焦点85mm」
SIGMA DP3 Merrillで撮影 |
DP3 Merrillピクセル等倍のトリミング |
この圧倒的な解像感はどうでしょう。ピクセル等倍で見ても猫の細かい毛のディテールが確認できます。これはさすがに現時点において、スマホに搭載されている小さなイメージセンサーでは表現できないと思います。
そして最後は、レンズが交換できるデジタル一眼レフ「SIGMA SD15」
SD15 単焦点20mmレンズ f5.6で撮影 |
SD15 単焦点20mmレンズ f1.8で撮影 |
同じカメラとレンズなのに、絞り値を変えるだけで、ここまで違う写真が撮れます。もちろんスマホのように撮ってすぐにSNSへ投稿という手軽さは微塵もありませんが、手間がかかっている分の価値はある写真が撮れます。
今回は、高級コンデジやデジタル一眼レフで撮影する写真がスマートフォンに比べていいよ!という入り口の紹介です。まだまだ奥が深いカメラ道ですが、SNSでいろんな人達と写真が共有できる”いい時代”ですから、写真のクオリティにもこだわってカメラライフを楽しみましょう。
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