●セキュアな無線LAN環境を用意する
iPadやiPhoneでは、無線LANまたは3G回線・LTE回線等で通信を行います。iPad利用時にかかわらず、セキュアな無線LANをオフィスに導入するだけで抜群の効果を発揮します。例えば以下図のように、オフィスネットワークを有線から無線LANに変更するだけでもさまざまなメリットがあります。内線電話のワイヤレス化を併せて導入すれば、さらに柔軟性の高いオフィス環境を実現できます。
●リアルな社内ドキュメント(書類)を整理する
タブレットPCを導入すると業務ドキュメントが電子化され、社内外でペーパーレス化が加速されます。その前に、これまでに作成された社の棚やデスクに収納されているリアル書類(社内ドキュメント)を整理する必要があります。リアル書類と電子書類を併せて活用できる環境にすることで、本当の意味でのペーパーレス化や電子書類の活用が実現されます。
●クラウドシステムを導入する
PC、iPad、iPhoneなど、利用する端末が増えると、同じ内容のドキュメントが各端末に複数存在し、混乱するという問題も出てきますが、クラウドサービスを活用すれば解決できます。
例えば、PC、iPad、iPhoneでメールや連絡先(住所録)、スケジュールといったデータを常に同期できるサービスを活用すれば、ユーザーはどの端末からアクセスしても、常に最新のデータを見ることができます。
また、オフィスファイルなどの業務用ファイルを同期させられるオンラインストレージサービスもあります。外出先からiPadやiPhoneを使って、社内のPCにあるファイルを活用することができ、更新内容はリアルタイムに同期されます。一つの端末にトラブルがあっても他の端末から利用できるので、情報管理の点でも有効です。